炸醤麺と水餃子掲示板〜2002年8月30日


高速道路 投稿者:nao  投稿日: 8月30日(金)00時40分26秒

煙台から、青島・威海・済南などに高速道路はあります。
高速とは言わないのかもしれませんが、有料道路です。

おおむね100キロの巡航速度で走ります。
日本と違うのが、歩行者の横断があること。
自転車や荷車も走っていますし、極端な場合には100キロで走っている前方から自転車が対向して走ってきます。 分離帯もあるんですが、ところどころにUターン可能な場所があります。


訂正! 投稿者:  投稿日: 8月30日(金)00時24分06秒

×鍛冶町(神田)→○神田紺屋町


キムチ 投稿者:  投稿日: 8月30日(金)00時22分55秒

朝鮮冷麺の中国伝播に関連して思い出したのが、キムチです。西新宿の中国遼菜府(遼寧省)で見かけたときには韓国人カスタマー向けかなぐらいに考えていました。そしたら最近行った鍛冶町(神田)の「媽媽」という店にもあったんです。出身は黒竜江省とのこと。「キムチは朝鮮族のものなのでは?」と尋ねると「東北じゃ漢族も食べますよ」と言われました。中国北部沿海ではキムチとか冷麺は根を下ろしているのかも知れません。媽媽の炸醤麺については改めて報告します。

媽媽 千代田区神田紺屋町27 03-3253-6001

むさむささん
お久しぶりです。渋谷の北の食房 胡同(フウトン)に天津出身のコックさんが加わりました。龍髭麺の名手で大会か何かで優勝したとか。現在のところメニューにはありませんが、事前予約でやってくれるのでは、と期待してます。ジミーさんもぜひまたお願いします。

naoさん
ご苦労様! 200キロとは東京から浜松の手前ぐらいでしょうか。高速道路だって疲れる距離ですが、高速がありますか?

蘭州拉麺、本場の座をかけての真っ向勝負ですね(笑)。


煙台26 投稿者:nao  投稿日: 8月30日(金)00時13分57秒

今日は日本から来た検査の人を送って青島まで行ってきました。
片道200キロ、往復で400キロ! 少々疲れました。
帰ってきて、検査のフォロー → 出来てない! → 明天!

今日は街に出て、蘭州拉面の看板を見つけました。
山東省煙台に蘭州拉面の看板があるのも面白いと思いました。
機会があればいってみたいと思います。


チュンジャン 投稿者:むさむさ  投稿日: 8月29日(木)21時59分52秒

チュンジャンが漢字語で、“春醤” だとすると
中国語にしてはちとアブストラクトかしら?
といった風にも感じるのですが、
元々“中華の醤”といった意味でチュンジャン(中醤)
だったのがチュンジャンに変化した
(ハングルじゃないと訳わかりませんが)
てのはどうでしょう?

手持ちの韓日辞典では“中〜”でそういう意味を
持たせる単語は見つからなかったのですが、八田さん
如何でしょうか?

>naoさん
甜麺醤は山東省でもそのまま甜麺醤ですか?


ラグマン 投稿者:むさむさ  投稿日: 8月29日(木)21時39分59秒

naoさんの現地レポートは引きこまれますね。
大好了!ハラショー!すぅばらしい!

で、蘭州拉麺のイスラーム起源説、てのをみてラグマンに
ついて検索かけてみました。
トルコ料理のMANTI と 韓国のマンドゥ、てのもあるし
ラグマン=ラーメンでも不思議はないですかね。

香川県のサイト
http://www.pref.kagawa.jp/menpaku/world/page_a_1.html


新疆ウイグル自治区
http://www.uighur.jp/fnote/00xjb/photos/0902/0902.htm
中ほど右のラグマン写真は拌麺タイプですね。
ミートソースと炸醤麺の間に置けば座りが良さそうです(笑)




ラグマン(シルクロード風うどん)
http://www.ne.jp/asahi/trip/world/kyrgyz/like.htm
“上にパラパラとかけられているのは、なぜかキュウリ。”
というところに反応


麺持ち込み 投稿者:ジミー荒川  投稿日: 8月29日(木)12時44分58秒

koireさん、店名ありがとうございます。炸醤麺を探しているとなぜか冷麺にも出会います
(naoさんも山東省で遭遇していますね)。私が広東省でであったものは、韓国人ビジネスマン
向けに中国東北部の朝鮮族によって作られてるもののようですが、昔からの朝鮮半島との交流
が盛んな山東省では炸醤麺とは反対の方向で冷麺が伝わったのかもしれません。

北から大韓民国へ伝わったのは朝鮮戦争以降であるとの解説を読んだことがあるのですが、
それ以前からやってる店は韓国にはないでしょうか?情報があれば教えてください。


中野製麺に特注した白くて平たい麺 投稿者:  投稿日: 8月29日(木)01時38分34秒

Jubeiさん、ジミーさん
私もぜひその由来が知りたいです。高階先代と「客として来た北京帰りの男」との出会い、プロジェクトXで見てみたいです。

実は渋谷の某店で(毎回予約特注というわけにもいかないので=特に一人でぶらっと行くとき)讃岐、稲庭などを持ち込みで作ってもらっています。稲庭もなかなかいい線を行っていましたが、(楊がやっているように)きしめんがぴったり来るようです。切麺のイメージに一番近そうです。

それから日清食品のフーディアムでは9月に「中国三大麺 刀削麺、拉麺、龍髭麺手打ちと試食大会」があるそうです。↓

koireさん、どーも。ソウルのジャージャーめん、美味しかったですか? レポート楽しみです。

naoさーん、いやーご苦労様です。仕事がうまく着地するといいですね。加油!

http://www.nissinfoods.co.jp/com/katsudou/culture/foodeum/schedule/2002_09.html


冷麺ですが・・・ 投稿者:koire  投稿日: 8月28日(水)13時38分22秒

ジミー荒川さん、はじめまして。
実は昨日このHPで紹介されている冷麺のお店を見ていたのです。
翁さんのご紹介もありあまして、何度もひそかに遊びに来てはいたのですが・・・。冷麺の書き込みはどこだろう?と思っていたのです。
で、昨日コリうまで画像をだしまして、こちらの書き込みにも宣伝?しちゃおうと、コリうまリンクを見るために開きましたら、(会社のパソコンなので)荒川さんのレスを頂いておりまして、うれしく、直接、来てしまいました。

お店の名前は「味家」(みが)です。 銀座7丁目ー18か19だと思います。
冷麺の他にふりかけご飯・かくてキ・パスタサラダ・ちじみの小さいのが付いていました。

こりうまに、近日中に八田氏も好きという、ソウルのジャージャーめんの書き込みもする予定です。また、お願い致します。


訂正 投稿者:ジミー荒川  投稿日: 8月28日(水)12時20分41秒

麺を冷やすのは吉祥寺・でした。

他は日式と分類したものを含めてみな暖かい麺でしたが、naoさんやぴろさんの紹介してくれた店
はどうでした?


煙台25(あと5日?) 投稿者:nao  投稿日: 8月28日(水)10時09分58秒

どうやら、あと5日の間煙台に滞在することになりそうです。 (帰国予定、9月3日)
こちらも暑さのぶり返し中。
外気温27℃くらいです。 また。


naoさん 投稿者:  投稿日: 8月28日(水)08時42分12秒

現地レポートはぴろさんの言う通りまさしく「新鮮で衝撃的」でした。ほんとうにありがとうございます。残りの日々もどうぞ健康で!

東京は湿度の高い、いやーな暑さがぶり返し中。たまらん。


拉面 投稿者:ジミー荒川  投稿日: 8月28日(水)02時39分40秒

ぴろ中村さん
その本には、「日本に伝わるのは「蘭州式」の方だった、と思います」
とも書いてあります。

拉面の伝播図をみようと日清食品めん食アカデミーをみたところこんな
記事が追加されていました。

めんロードを行く・北京
取材メモ1
取材メモ2

吉祥寺・楊にはあるものの、中国でも台湾でも一度もお目にかかったことのない
冷たい炸醤面ですが、ここでは暑い夏の麺として紹介されています。

翁さん
カンスイが入っているのが福山拉面の特徴と書いてあるようです(この本の盛りだくさんな
内容をまだ私は完全には理解できておりません)。

Jubeiさん
白龍、現場情報期待しています。チャンスがあったらこれを聞いてみて下さい。
中野製麺に特注した白くて平たい麺は、満州で食べた麺を再現したのか?
それとも客として来た北京帰りの男のリクエストなのか?

naoさん
あと数日となると帰るのが惜しくなるんですよね。
他の画像も楽しみにしています。


お疲れさまです 投稿者:ぴろ中村  投稿日: 8月28日(水)00時50分21秒

naoさんの情報、楽しく拝見させていただいております。ラーメンが蘭州由来でないというのは、私にとってはかなり新鮮で衝撃的なお話でした。ただ最近、naoの提供する情報がたくさんあるのと、どれもが非常に意義深いので、かなり消化不良気味。

沖縄そば・・・白い麺だけど、なんとなくうどんとは感じが違うと思っていたら、かん水が入っていたのですね。ソーキそばって、ひとくくりにしてしまいますが、沖縄出身の方に聞くとラーメンとまではいかないけど、店によって麺だけでなくスープの味も違うそうです。獣肉系が強いところ、魚系が強い店、昆布が強いところとか・・・。東京では、結構どこに行っても似たような味なので、ああいったのがソーキそばだと思っていましたが、実際には荒川さんも仰っているように色々ありそうです。沖縄に行ってみたいな。


煙台24 投稿者:nao  投稿日: 8月28日(水)00時05分58秒

そろそろ、今回の煙台滞在も終わりにしなければいけません。
しかし、仕事の上で問題が発生しました。
製品の仕上げを最後まで見届けてから帰国するようにとの指示が出るかもしれないことです。
ひょっとすると、あと数日煙台に居ることになるかもしれません。

そろそろ帰りたいような気もしていますが、会社の命令には従います。

煙台のまちで、会った人たちにさよならを言うだけで、半日ではすまないです。
昨日から、今週末には日本に帰ると挨拶を始めています。
今回の滞在において、お世話になった人の数があまりに多すぎます。

また、皆さんとの交流も非常に楽しい思い出です。
日本に帰れば、ADSLでのメール送信も出来ますので、他の写真も公開できるかもしれません。
煙台30までは出来ませんが、また書き込みます。

日本から来たということで、たくさんの人に会って楽しい思い出を作ることが出来ました。


進化する麺食文化 投稿者:  投稿日: 8月27日(火)22時34分21秒

中国人の多くも知らなかった(忘れていた)福山に言及していたとは、すごい本ですね。これまた読むべきですね。筆者はどのように情報を集めているんでしょうか? 現地での聞き書き?

福山大麺も[石咸]使っているもようです。山東速報6の福山大面2の写真の一番下の段落参照。

蘭州拉麺を看板にしている愛知県豊田市の飛龍こちらにも)。ザージャー麺(つゆなし)もあるそうです。

PS Jubeiさん、お久しぶりです。白龍の遠祖かも知れない山東省からの現地レポート、ご覧になっていますか〜? 白龍の方々にもぜひ見て頂きたい貴重な画像です。


出前 投稿者:Jubei  投稿日: 8月27日(火)19時11分56秒

本日,盛岡・白龍に行き歩いて1,2分のうちの事務所まで出前ができるのかを聞いてみたところ,その距離だと麺が堅くなってくっつくのでできないとのこと。残念。


ジミー荒川 投稿者:拉面  投稿日: 8月27日(火)01時29分44秒

私も調べてみました。 といっても『進化する麺食文化』をあらためて
開いてみただけですが。このようなことが書いてありました。

・拉麺は明代からあった。
・拉麺が誕生したのは山東省煙台県にある福山らしい。
・この福山に清代中期に開業した「吉升館」はその拉麺の専門店で
その後山東半島の各地で作られるようになった(吉升館は今は無いらしい)。
・形状には扁形のものと丸い條があり・・・
福山地方では扁平状のものは蘭州やウルムチと違い、種類が多い。
・麺は扁平か丸か、折る回数により(扣は折る回数)下記のような呼び方がある。
@扁平
3扣:灼革皮
4扣:帯子条
5扣:柳葉条
6扣:にら偏
7扣:細にら偏
8扣:窩絲偏
A丸
3扣:粗泉条
4扣:緑豆夾条
5扣:粗身条
6扣:細勺条
7扣:細丸い条
8扣:窩絲
9扣:龍鬚絲
・福山からコックが各地に散ることによって拉麺の製法が各地に伝播した。
おそらく清の初期においてはその周辺に製法が伝わっていたと思われる。
代表的な省は山西省、続いて陜西省や河北省、甘粛省、新疆ウイグル自治区、
モンゴル、そしてキルギスやウズベク等の中央アジアへと伝えられる。
・拉麺の製法には大量生産型の山東省式と一人前ずつ注文に応じて手延べする
蘭州式の二つの系統がある。


蘭州は注文を受けてから打つというのが、きっと有名になったポイントですね。
延吉屋や、naoさんが福山拉面で二度目に食べた平たい麺も拉麺だったかも
しれません。カンスイを使っていても真っ白だったり、拉面でも平べったかったり
するのではまたまた分類が難しくなってしまいました。
沖縄そばにも、白いやつや黄色いやつ、茶色いのも!太さも細いのやら太いのやら
等色々あるそうです。沖縄本島では、各島のご当地そばが食べられるんだそうです。


沖縄そば 投稿者:  投稿日: 8月27日(火)00時59分14秒

最近知りましたが、沖縄そばもかん水的なものを使っているんですね。長崎ちゃんぽん同様やはり福建とか中国南方の影響なんでしょうね。

霞舫2号店、炸醤麺が愛されている!? すばらしい。

http://chubu.yomiuri.co.jp/gifu/f-okinawa.html


福山vs蘭州 投稿者:  投稿日: 8月27日(火)00時42分13秒

ぴろさんご指摘の通り、蘭州拉麺は全国的に有名のようですね。ですから多くの人々が拉麺の起源は蘭州だと考えるのも自然だと言えましょう。日本人も数多く蘭州を訪ねて拉麺を食しています(例えばこちらこちら)。

ただしこちら(GB。写真はいんちきと思われます。どう見ても讃岐うどんです)には山西省の麺食の一つとして「拉麺」を挙げております。そして「拉麺は山東省膠東半島の福山一帯が源流だという説もある。福山から北京に入り、皇帝の称賛を受け、<龍須麺>という名を賜り、(宮中の台所である)御膳房でも伝えられた」とした上で「山西にいつごろ伝わったのか、あるいは山西でオリジナルに発達したのかは検討を要する」的なことが書かれています。

蘭州拉麺(牛肉麺)については、こちらこちら(GB)に、馬保子というイスラムの老人が清朝光緒年間(1915年)に始めたと書いてあります(日本語もありました)。これが麺自体の創始を意味するのか、商業化を意味するのかはちょっと分かりません。

差し当たり次の二説が考えられましょう。
仮説1 拉麺の原型は[石咸]のとれる蘭州など西方が起源だが、宮廷に到るまで普及・発達させた点では福山が古い。
仮説2 蘭州も福山も独自に発達。
(ちょっと気になるのは、私の持っている「中国小吃」のテキストブックでは福山拉麺は[石咸]水を使うとありますが、張老師が書かれた福山大麺の作り方には[石咸]がまだ発見できていないことです。単に見落としかも知れませんが…)。

PS 安藤百福会長も蘭州と山東省を訪れていた。これは読まねば。究極の麺ロードも蘭州に行ってたんですね。

長文失礼しました。


geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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