2003/12/28登録
2003年11月23日から1週間、バルセロナを再訪した。
仕事で来たのであるから、チャンスはなかなか訪れない。来西3日目、やっと仕事帰り、四川料理店に行く機会を得た。
貼った写真の下にスペイン語で料理の名が書かれた分厚いアルバムのメニューを見ると、"CHA MIEN"と "CHA CHIAN MIEN"という、焼きそばに似た料理があった。"CHA MIEN"はきっと炒麺。では"CHA CHIAN MIEN"の"CHIAN"は何か?紙ナプキンに「炒〇麺」と書いて聞いてみた。するとスペイン語を喋る中国小姐は「炒」を消し「炸醤」と書くではないか!これは注文するしかない。しかし、しばらくして出てきたそれは、平い幅2〜3ミリの麺を狐色に揚げたものに、豚肉と野菜のアンが混ぜられたものであった(カメラを持っていかなかったのは残念)。 これが本当に炸醤麺なのかは謎である。
一方水餃子であるが、メニューには、"GUO TIE"と書かれた焼き餃子だけがあり、蒸しも水も無い。あきらめきれず 「水餃子」と書いて差し出してみたところ、ちゃんと茹でた餃子を持ってきてくれた。
帰国前日の11月28日、ホテル近くの「RESTAURATE CHINO LONG JUAN・龍皇酒楼」に行く。
客席は2階にあり、案内された席には白い皿とスプーンとフォークがセットされていた。
西洋料理のようである。写真も無く、スペイン語と英語で書かれたメニューを見ると、求めているものはないようだ。「炸醤麺・水餃子」と漢字で紙に書いて、
英語のわかる中国人小姐に頼んでみた。厨房に聞きに行ってくれたが、どちらも出来ないらしい。
しかたなく、ビールと玉米湯と鍋貼を注文した。
鍋貼には大小のスプーンがついてきたが、これでどうやって食うのだろう?隣のテーブルのカップルは春巻をナイフとフォークで器用に食べているが、私はチョップスティックをもらった。形はひだ付で日本の焼き餃子にそっくり。ただし皮は厚くてニンニクは入っていない。
食べてる間、小姐が他のテーブルに盛んにチョコレートパフェのようなものを運んでいる。
こちらでは中華料理に付き物なのらしい。食後の私にも薦めてきた。レモンのシャーベットを注文。
今回も残念ながら、白い麺の炸醤麺はみつけられなかった。揚げた麺の"CHA CHIAN MIEN"がバルセロナの一般的な炸醤麺なのか。それもあやふやなままである。しかし日本だって炸醤麺と水餃子をみつけるのはそんなに
簡単では無かったはずだ。スペイン調査はこれからである。