麺を食いに九州へ行く 3日目

麺を食いに九州へ行く 3日目

2005/05/21登録

三日目の朝は雨だった。

11時の開店時間を待ちきれず店へ。


私の前に冷麺好きが来ていると思ったら、 撮っていたのは2階の「フォーク・ポップス博堂村」。


私一人のために麺をこねだした。 押し出し機で製麺する。

しまったピンボケだ。


断面は丸くて太く(昨日の胡月よりは細い)蕎麦色をしている。 やはりキャベツのキムチが載る。


「別府の人は冷麺が好きなんですね」
一見ご主人風の人に声をかけたが、実はこちらのお若いかたが、別府の冷麺の元 祖「大陸ラーメン」創業者の甥とのこと。冷麺は旧満州で覚えた料理とのことだ。
「満州のどこなんですか?」
「わかりません」
「ほかのメニューも中国から覚えてきたんですか?」
「冷麺だけです」


運よく出前注文が入り押し出すところを見せてもらった。 押し出し機は20年ほど前から電動になったとのこと。


冷麺を食べたばかりだが、行列ができていたので近寄ってみるとなんとも良いにおい。「幸崎」 の豚饅頭は小ぶりとはいえたったの70円。具もうまいけど皮がうまい!


すこしでも腹を減らすため大分に移動。 駅を降り「関さば琉球丼」を食べ、勘をたよりに街を歩いてみる。 東北から見ると東京大阪のそのまたずうっと先にある九州。しかし冷麺だけでなく、こ んな岩手銀行中ノ橋支店そっくりの建物もある。


もちろん、東北ではなかなか見かけないこんな蘇鉄の大木もある。


別府に戻り、晩飯は「アリラン」へ。ここも別府駅から徒歩数分で行ける場所にある。


なんと太く透明がかった白い麺。キムチはキャベツでなく白菜。


ここも現圧だ。


冷麺のあとは竹瓦温泉。


湯上りに手拭を腰にぶら下げ飲み屋を探す。
「名物 昔なつかしい ねぎ焼」
につられて入ってみた。 なんとここ「井之上屋 」のメニューにも「朝鮮冷麺」がある。麺は買ってくるそうだが。


ねぎ焼きは、薄い生地に、葱、てんかす、紅しょうが、青海苔。醤油をかける。青海苔が板海苔になれば盛岡のお好み焼きと同じ。


「りゅうきゅう」

もう少し別府に留まりたくなる気持ちを抑え、明日の熊本行きを決断。宿を予約し床につく。


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geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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