池袋は東京の中国東北部なのか

池袋は東京の中国東北部なのか

2003/05/05登録

いつのまにか、イセザキモールにあった「家福」が閉店し、国際電話カード屋さん? になっていた。店先のFREEと書かれたダンボール箱に中文の新聞が置いてあったので、 遠慮なくもらう。1面は非典型肺炎、2面にはおなじみ「延吉屋」の広告。 ほかにもないかとめくってみると、おもしろそうな店の広告を発見。この店も池袋にあるらしい。
2003年5月3日、調査に向かった。


北口を出てちょっと寄り道。池袋陽光城ではバーゲンをやっている。 「阿里郎」も健在。「中国料理・羊ロース 串焼き専門店 楽楽屋」という新しい店も出来たようだ。 目的の「北京屋台南北家常菜館」は営業しているんだか、してないんだか、わからない状態。 午後4時という中途半端な時間でもあったので調査は次回に見送り、丸井のほうへ。


「延吉屋」も特に変わりはない模様。安心して立ち去ろうとすると私を呼ぶ声が。
「じゃ、今日は一人だけど、冷麺でも食っていこうか」
「冷麺の押し出し機を延吉から輸入して、調整中なんです」
「それはお客さんのリクエストなの?」
「最近延吉料理の店が増えたから、なにか特徴がないと思って」
熱心なことだ。感心感心。
「今日の冷麺、前のと違うでしょう?これ(肉だんご)が入ってさらに延吉風になりました」


でもやっぱり気になる「北京屋台南北家常菜館」。4日、友人を誘って行ってみました。 着いたのは前日よりちょっと早い午後2時ごろ。おお、いっぱい客が入っている。 みんな中国人のよう。メニューは山西刀削面、新疆羊肉串、北京[シ刷]羊肉等豊富。 炸醤刀削面を注文した。
「炸醤刀削面は、今、麺を作る人がいないからできません。他の麺でよいのなら出来ます」
「どんな麺?」
「日本麺じゃありません」
「ああ、白いやつだね」
「メリケン粉でつくる面です」
「うん、それちょうだい」
出て来た麺は白く平たいが、幅は2、3oほどしかないもの。 香菜がたっぷりとのかっている。naoさん報告の山東省煙台市のものに似ているかな?
この店、メニューに韓国料理らしいものやハングルは一切なし。しかしなぜか朝鮮冷面はある。

これからも池袋からは目が離せない。


延吉屋
住所:豊島区西池袋3-29-2 三原ビル4F
電話:03-3982-7588

北京屋台南北家常菜館
住所:東京都豊島区池袋1-44-10花鳥風月ビル1階
電話:03-5911-7068

geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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