ボストン中華街

ボストン中華街

2002/10/19登録

ピロ中村さんからメールで頂いた画像を公開します。画像をクリックすると大きくなります。


 ボストンに行って来ました。アメリカの中では、歴史のある街。アメリカという国が、人類が歴史というものをはっきりと意識してから、作られた国であるゆえ、その歴史がしっかりと刻まれているものだ、ということがよくわかる街です。そこ、ここにアメリカの歴史がわかる名所があります。食ということに関してはシーフードが有名で、特にロブスター、クラムチャウダーや牡蠣を使った料理がおいしいです。中西部じゃ新鮮なシーフードなんて食べられませんから、これはチャンスです。また、サミュエルアダムスという全国的に有名なビールはボストンのものです。アメリカの全国的なビールは概して薄いのが多いですが、このサミュエルアダムスは味の濃いしっかりしたビールです。この時期のドイツはオクトーバーフェストで、それにちなんだビールが作られるのですが、アメリカでもビール会社ってドイツ系移民が多いのかな?アメリカのビール会社でも、この時期にオクトーバーフェストを結構見かけます。サミュエルアダムスの工場ツアーに参加してきましたが、やはり最後の試飲にオクトーバーフェストが出てきました(写真1)

 こんな(アメリカとしては)古い歴史のある町にもやっぱり中華街は存在します。メインゲートは台湾系移民が作ったそうです(写真2)。この中華街はこれまでいったことのあるアメリカの中華街以上に雑多な感じがします。香港系はもちろん、大陸、台湾のみならずベトナムやマレーシアの華人の店に混じって、日本や韓国の店なんかがあったりします。今回は友人と一緒だったことと、時間の制約もあり、飲茶をしてきました(写真3)。シーフードが名産ということもあり、出てくるメニューの中には海鮮メニューが結構豊富です。中西部の中華で出てくるエビはちょっと臭かったりするものがあるのですが、ここのものはそんなことありません。写真に出ているのはエビの包み揚げ、エビの団子、排骨の蒸しもの(鼓汁排骨)、エビの唐揚げです。その他にも腸粉、鶏あし(鼓汁鳳爪)、エビ餃子(蝦餃)、肉まん(又焼包子)などを食べましたが、食べるのに夢中になってすっかり写真を取り忘れました。日本人同士で食べていると知らない間に海鮮の料理ばかり取ってしまいます。しこたま食べて二人で$22です。結構安いです。  食べ終わって、雨の中華街を望みます(写真4)。ボストンは街全体がこぢんまりとした感じなのですが、中華街もやはりちょっと狭くてごちゃついた感じがします。グロッサリー、本やCDが売っている店などもレストランの間に混在しています。  肝心の炸醤面を今回は食べませんでしたが、炸醤面の存在は確認しました。また驚くべき事に、サンフランシスコやシカゴといった巨大都市の中華街でも見たことのなかった北方菜を謳った「東順永」という店を見かけました。またボストンの中国語の無料新聞の広告には「獨一處」というレストランがあって(写真5)、ここのメニューにはしっかりと炸醤面があります。麺の方はどんなものが出てくるのかは、また機会があれば、ということで。

 先日、タムタムさんのホームページのBBSで「光デパート」さんという方の興味深い投稿がありました。ニューヨークの中華街ではいろんなタイプの麺を供する店があるらしいですね。上記のようなボストンのレストランの傾向と、「光デパート」さんのニューヨーク情報から、東側の中華街の方がフレキシブルで、かつバラエティに富んでいるのではないかと、仮説を立てております。すなわち西側の方は広東系のコミュニティが強く、大陸系が入り込みにくく、大陸系の人のビジネスチャンスは東の方に多いのではないかと・・・。ここら辺は今後、検索を続けていきたいと思っています。

 最後にいわゆる西洋風のシーフードレストランで食べた、牡蠣フライのラップとクラムチャウダーのセットです(写真6)。牡蠣がちょうどいい具合に揚がっており、パリパリ感と中身のとろみが絶妙でした。

 今回のボストン滞在の間、ずーっと雨にたたられてしまい、写真が暗いものが多くて申し訳ありません。

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geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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