メリーランド州には汁無し担々麺までも

メリーランド州には汁無し担々麺までも

2003/01/11登録

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日本ではエビチリとか日本風の麻婆豆腐、回鍋肉から棒々鶏まで、インチキ(といったら失礼だが)四川料理には事欠きません。アメリカでも普通の中華料理店には必ず、「四川鶏肉」とか「四川蝦仁」とかがありますが、まともなものに出会った試しがありません。唐辛子は入っているものの、ちょっと辛いだけで、それ以上に甘い味の方が強かったりします。本物の四川料理って、おいしいのだけど、やっぱり本物はなかなか万人には受け入れがたい料理なので、それぞれの場所にあった味に変化してしまうのかもしれません。

ところがメリーランド州に来たら、本格四川まで食べられました。「峨嵋小館」というレストランです(写真1)。まずは前菜に「紅油鴨掌」を食べました。鴨の水掻きを茹でて、それに紅油を絡めたものです。うまい。主食には「麻婆豆腐」と「魚香茄子」、これまたうまい。麻婆豆腐は花椒の味がピリピリしているし、魚香茄子は茄子にしっかり油が通っていて、魚香味も本物。アメリカの中華には「魚香・・」が多いけど、これまた甘さの突出したものが多い。ここの魚香ソースは辛さと甘さが程良いバランスです。連れが餃子を食べたいといいだして、焼き餃子を頼みました。

締めは担々麺(写真2)。手ぶれしてしまいました。すみません。麺は丸い断面で、やや黄色がかっています。太さは一般的なスパゲティ程度。麺に花椒をはじめとするいくつかのスパイスが絡めてあります。底には紅油が沈んでいます。これをよーく混ぜて食べると、おいしいです。

これが、この食べたもののすべてかな(写真3)。この店は中華料理店にしては小姐の対応がいいし、私のインチキ中国語にもつきあってくれるし、とにかく気分がいいところです。

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geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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