2005/01/10登録
先日北京で食べた「老北京炸醤面大王」の炸醤面は、炸醤の味、面碼(載せる具)、そして面までがおそろしく「胡同」のものにそっくりだった。予約を受けてくれた小姐の姿を見かけなくなってからは、久しく食べていないのだが、料理人がまだ残っているのなら、今でも予約が可能かもしれない。
刀削麺を始めたと壁に書いてある。しかし炸醤は無い。聞いてみた。
「ざーじゃんみぇん は無いの?」
「炸醤は今夜からメニューにはいります」
本当だろうか?調子が良いだけなんだろうか?真相は来週わかるかもしれない。
今日は担担刀削麺。湯面だった。
5月27日、渋谷「参孫」に炸醤麺を食いに行く。はたして約束は守られたのだろうか?
店に入る私の姿を見つけると先日の小姐が笑顔で迎えてくれた。
「ざーじゃんみぇん食いに来たよ。刀削面のやつ。ある?」
「あります。あります」
安心してビールを注文し、何か冷菜でも頼もうとメニューを見る。どこにもまだ炸醤麺は無い。壁にも書いていない。
しかしお目当ての炸醤麺は、またいつ来るかわからないこの日本人の為にちゃんと準備されていたのだった。
麺は刀削面。温かいままか冷やすかを指定できる。作り置きしていない炸醤は温かく、砕いたピーナッツが入りやや甘い。
参孫
住所:東京都渋谷区宇田川町37-1
電話:03-3469-9244