韓国中華街を行く(冷麺とソナタもね)1

韓国中華街を行く(冷麺とソナタもね)1

2006/05/16更新

2006年4月30日、羽田発アシアナ航空でソウル金浦空港へ。

今回はツアーの申し込みが遅くなったせいで、少し高い明洞地区ホテル指定コースになってしまった。


でもそのおかげで時間は有効に使える。1日目に明洞をほとんど回ったんじゃないかな。明洞には、豚カツや寿司といった日式料理は上海以上に氾濫してるが、日式ラーメンは見当たらない。


炸醤麺は冷麺より多いんじゃないかと思うほどそこいら中にある。今回目についたのは小籠包。韓国には丸い餃子もあるのが、小籠包と漢字で書いてあるからきっと小籠包なんだろう。あちこちにある。


竹下通り並みですね。道の真ん中などいたるところに屋台が出ているのは東莞と一緒。たまらず焼きトウモロコシを購入、韓国も糯種のトウモロコシだった!モチモチした歯ごたえがたまりません。


1日目の晩飯は「明洞咸興麺屋」。


注文したのは水冷麺。咸興冷麺といえばビビン冷麺ということになっているが、実際は同じ麺を水冷麺でも食べている。


この麺は蕎麦粉は入らずサツマイモ100パーセントで色はグレイの1mmぐらいの細い麺。卓上には砂糖、酢、芥子、そして唐辛子のタデギ。韓国でも唐辛子味の水冷麺を楽しめるんだな。スープも今まで韓国で食べた冷麺のなかでは一番濃い味。


泊まったホテルは「ベストウエスタン・ニューソウル」。市廳まではすぐに行ける。


燃灯祝祭、祭りの後。冷麺食べてる間に終わったみたい。


2日目、地下鉄入り口で友人と待ち合わせ、仁川に出発。仁川は終点。


降りる人は少ない。


立派な牌楼だ。


中華街は思ったより広いし店も沢山ある。日本じゃまだ見たことのない小龍蝦もある。


ついに入りました。韓国における炸醤麺発祥の店「共和春」。


やはりメニューには炸醤麺と炒馬麺。炸醤麺3000ウォンは安い。


どうしてもタクワンと生タマネギは欠かさない。昔からなのかなぁ?


クラゲ皮蛋。


大蝦オレンジソースかけ。


これはただの炸醤麺。麺が日本の中華麺のように黄色くて細い。でも炸醤は若干の塩気があり他の韓国の店よりは食べやすい。これが元祖の味なのだろうか?


こちらは肉泥炸醤麺。炸醤が別に出てくる。


箸が中国式で太く長いので混ぜやすい。まだ混ぜ足りないけど。


ソウルに戻る途中富川ファンタスティックスタジオに寄る。寄るというにはちょっと遠かったけど。


行って良かった。3000ウォンだし。


電車の中のセールスマンも乗り込んでる。何度か見たけど、必ず一人は買うのが不思議。サクラなのかな?


中国人の街加里峰洞へ。こちらはニューカマー中国人の街。中国東北地方に住む朝鮮族が多いそうだが、漢族もいるとのこと。

ずっと泳いでる烏賊を食べたかった。


活きがいいから透明でコリコリ。


冷麺など珍しくないソウルにありながら多くの店のドアや窓には冷面の文字だらけ。


そのうち一軒の「延吉美食城」に入ってみた。


僕でも読める漢字のメニュー。


ソウルでも珍しくない狗肉火鍋もあるが、韓国のとは味が違うし安いということ。


唐辛子のタテギが載っている。キムチはキャベツ。

「ソウルでは普通タテギは入っていませんよね?」
と聞いてもらうと、
「ソウルは客がテーブルにあるタテギを自由に入れるのです。初めから入っているのは中国式です」。
「面の材料は何ですか」。
「小麦粉です」。


しかし、ソウルでタテギを水冷麺に入れる人は多くない。麺だって灰色っぽく、小麦粉以外も入っていると思われる。聞き取りだけの調査は難しいものだ。しかし延吉冷面に最初からタテギが入っているのは、日本人向けでも漢族向けでも無かったということは言えよう。


糖醋排骨。甘いけど美味しい。

明日はユジンの家に行こう。


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荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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