台北の北平料理

2005/01/06登録

2003年末のソウル、2004年5月の北京に続く首都訪問シリーズ第3段は台北。
2004年12月26日フリースタイル台北4日間の旅に出発。


今回の宿、豪景大酒店にチェックインを済ませ、時折降る雨の中近くの西門町を偵察。


「北平 一條龍餃子舘」。外で立って食べてる人たちは皆隣の「阿宗麺線」のお客さん。


温かく柔らかく白い麺。麺媽はキュウリとモヤシ。


肉丁と大豆が入っている炸醤。


水餃子1皿は10個。これにビール1本で満腹。

ホテルに戻りインターネットで早速報告。24時間300元の料金でADSL接続という快適な環境で、ついつい夜更かし。


27日、遅く起きたたので朝飯は無し。地下鉄で忠孝復興駅へ。

昼飯は「北平 半畝園」。


自ら炸醤麺、刀削をマークする。


見ての通り、モヤシとキュウリが載る。炸醤の中には挽肉の塊みたいなものが入る。

さて、北京では肉丁や肉絲という切りかただった豚肉、台北には挽肉もあるのか? 太平洋そごうの食品売り場に行ってみた。一見、日本のスーパーと変りがないようにみえる肉売り場だが、いやぁ様々な切り方があるものである。

ステーキ用が肉排。塊が肉塊。肉片は日本で言えばすき焼き用か。厚さ5oほどで2cm角に切ったものは肉丁。同じ厚さで3cm角ぐらいになると肉角。細切りは肉絲。そして日本の挽肉にあたるものは細絞。それより粗く太いと絞肉。さらに粗くて団子状のものは初絞と書かれていた。「半畝園」のは初絞だったんだろう。


温かい刀削麺。


今日は何かの行事の日なのだろうか?あちこちでお札らしき紙を燃やしている。お菓子等のお供えもしている。

後で聞いた話では、土地の神様へのお祈りだそうで、こんなことを毎月2度もしているんだという。


龍山寺でも祈る人々。今日は縁日ではない。


夜はこちらの知り合いに食事を誘われたので、一人では食べづらい北平[火考]鴨を食べに「天厨」へ。


こちらは二人なのだが、注文は1匹から。


食べきれなかった肉と料理に使わなかった骨は知人がお持ち帰り。実は天厨には炸醤麺もあったのだが、もう食べられません・・・。


三日目も雨だった。台北101、508mの世界一高いビルへ向かう。 


地階にはスーパーマーケットとフードコートがある。


あ、「雙樹拉麺店」の支店があったんだ。うーん、やっぱり食べなきゃね。


山東炸醤麺とキムチを注文。


炸醤は大根らしき根菜、玉ねぎ、茄子らしき野菜と肉丁の入った韓国人向けの炸醤麺の味。麺は実演しているから拉麺のはずだが、細く角く黄ばんだ柔らかめの麺だ。


食後スーパーマーケットを調査。まず本当に手で伸ばしたかどうかはわからない拉麺という白い麺。これはうどんより細いか、きしめんのように平たいかで、うどん程の太さになると烏龍麺となる。他に黄色くてカンスイ入りの油麺と日式拉麺、刀削麺もある。


黄醤が無い。ここ以外の食品売り場も何箇所か見たが、甜麺醤や豆板醤(辣豆板醤と豆板醤どちらもある)と日本の味噌は大量にあるのに、大豆を主原料とする黄醤がみあたらないのだ。味噌があれば十分ということなのか?


夜はまた台北の別の知り合と日式[シ刷][シ刷]「和田」。湯が出汁入り。昆布や貝、蟹風味かまぼこも入れます。肉は羊を選択。


排骨羊肉はしゃぶしゃぶしても煮えません。煮込まなきゃ。


車窓から総統府を表敬訪問。

そういえば故宮博物院にも行ってないなぁ。雨だったしな。
また行くよ台北。


geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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